絵本&音楽
そのひとは あの日
ピナをおいて いなくなってしまいました。
なかまたちは こう言います。
『ピナの大切なひとは、お星さまになったんだって』
『とおくから きみのことを みまもっているんだよ』
『だから、げんきをだして』
「じゃあ わたし、そのお星さまに 会いに行ってくる」
『あなたが さがしているひとは、
もう どこにもいないの』
『でも、そのひとは
かけがえのないものを のこしていった。
それは あなたとのおもいで』
『あなたは、そのひとが
この世に 生きていたあかし。』
ピナの目から 大つぶのなみだが、
ポロポロと こぼれおちました。
むねにしまっていたおもいでを 心にうかべては
しずかに なみだを ながしました。
すると、それらは 星のように 光りかがやいて...
夜空にかがやく たくさんのおもいで星。
(...わたしたちは あなたのことを わすれない...)
大好きな 刀根里衣さんの絵本
『ぴっぽのたび』
『モカと幸せのコーヒー』
そして『おもいで星がかがやくとき』
心をこめて、語ります。