絵本&音楽

f:id:jiunosatoyama:20181221155651j:plain

そのひとは あの日

ピナをおいて いなくなってしまいました。

 

なかまたちは こう言います。

『ピナの大切なひとは、お星さまになったんだって』

『とおくから きみのことを みまもっているんだよ』

『だから、げんきをだして』

f:id:jiunosatoyama:20181221155724j:plain

「じゃあ わたし、そのお星さまに 会いに行ってくる」

 

『あなたが さがしているひとは、

もう どこにもいないの』

 

『でも、そのひとは

かけがえのないものを のこしていった。

それは あなたとのおもいで』

 

『あなたは、そのひとが

この世に 生きていたあかし。』

f:id:jiunosatoyama:20181221155756j:plain

ピナの目から 大つぶのなみだが、

ポロポロと こぼれおちました。

 

むねにしまっていたおもいでを 心にうかべては

しずかに なみだを ながしました。

 

すると、それらは 星のように 光りかがやいて...

夜空にかがやく たくさんのおもいで星。

 

(...わたしたちは あなたのことを わすれない...)

 

 

大好きな 刀根里衣さんの絵本

『ぴっぽのたび』

モカと幸せのコーヒー』

そして『おもいで星がかがやくとき』

 

心をこめて、語ります。